やわらかくうつくしいもの 梔子の蕾が並ぶ夕暮れの道
自らの影を踏み踏み帰り来て 見つからぬものを思えば星夜
やわらかくうつくしいもの望んでも与えられないこの世のすべて
星灯りベッドに影を落としたら それが私のかなしみの色
星灯り…再録にあたって、星灯りの後の空白1マスを消しました。
index→短歌→連作:無題10.08.04 初出 11.09.14 再録体言止め縛り